東方ネ申起 3rd LIVE TOUR 2008 〜T〜 @横浜アリーナ 080320

昨年の夏8月、何かに取り憑かれたかのように彼らにはまってから7ヶ月。念願の単独ライブに初めて行ってまいりました。アリーナ席の後ろの立ち見席から、俯瞰するような形で見てきました。以下、いち新規ペンの、自分語り入った取りとめのない感想です。(ツアー開始間もないということもあるので、曲目のネタバレはありません。気がむいたらさいたまコンの後にでもぼちぼち書く予定。)


一言で言えば、ネ申コンでした。ていうか神の次元を軽く超えていました。ライブ中何度「すごすぎる」って呟いたか覚えてないくらい。何が良かったかって、セットリスト。初めて東方のライブに行く新規ペンの私の理想を全て叶えてくれた、いや理想すら軽く越えていたセトリでした。私、ライブ行く前に色々自分の好きな曲を挙げてみて「これやってくれたら泣くけど、たぶん曲数の関係もあるからやらないだろうなあ……」なんてごちゃごちゃ予想してたのですが、そんな予想を軽く裏切られました。いい意味で。「この曲にチケ代!!」という曲が何曲あったことか。ちなみにライブには、日本デビュー時からユノのファンで名刺交換会参加経験もある私の東方大先生こと母(当日愛知から上京、ライブ後即帰還した勇者)と一緒に行ったのですが、母もセトリに関して「感慨深かった」としみじみと語っていたので、新規、古参ともに満足できるようないいセトリだったんじゃないかと思います。
つーか、もう本当にカッコよかったです。アリーナ規模に合わせた演出も衣装も*1。そして何より、それらに全然負けてない、むしろ凌駕している東方さん達も。間違いなく、アリーナの似合うアーティストだった。私、本編のラスト曲が終わった後、冗談でもなんでもなく震えてました。アンコールのラスト曲が終わった後、リアルに号泣してました。余りにすごすぎて。
私が東方にはまったきっかけは、去年の8月、帰省してたときにたまったま母が部屋で東方の映像を見ていた時にそれに出くわしてしまったからなんですね。忘れもしない、「Rinsing Sun」のハングルver.のPVのメイキング映像のジェジュンなんですけども。ライブ後に母に真顔で「あの日あの時あそこで、あのメイキング映像を見ていてくれてありがとう!!」と号泣しながらお辞儀して母に半笑いされました。……でもね、本当、「存在を知ることができてよかった」という思いなんですよね。東方にさん関しては。私が彼らにはまった時には日本デビューから2年以上経ってて、すでにかなりのストーリーが出来上がってて、私なんかはもう本当に新規もいいところ、自分でもいまだに「なぜ今更はまってしまったんだろう…」と自分に苦笑したりもするんですけど、それでも、今、知ることができて、そしてこのツアーからでも参加することができて、彼らのヒストリーの一部にリアルタイムに立ち会うことができて、本当によかった!って、そういう気持ちなんです。(ちなみにライブ後、母と、新幹線の時間までビール一杯分軽く語ったのですが、ライブハウス規模の1stツアーから見てきた彼女は、アリーナの広いステージでガンガン歌い踊る彼らを見て非常に感慨深くなってしまったようで、当時のことを語っては時折遠い目をしておりました。なんかもう彼女の東方ストーリーは業が深すぎて、張り合おうという気にすらなりません笑。)
ともあれ、去年の夏に存在を知って以降、ほぼ右肩上がりで上昇してきた東方熱を全く裏切ることのない、それどころかさらにヒートアップさせてくれた、そんなライブでした。今ツアーは幸運なことに、5月のさいたま公演も見ることが出来るので、その時には、もっと細かいところまで楽しみたいなあと思います。今回はとにかく、目の前で起こることを見届けるので精一杯だったので。


最後にすんっごい余談。私、このライブでとあるひどい事実に直面してしまいました。ずばり「ユチョン降り」です……。左から二番目の人です。東方では特定の推しメンは決めてなくて、強いて言えばシアちゃんが可愛くて実力あって好きだなあーくらいでしかなかったのですが、この一ヶ月、よく分からないうちにユチョンの存在が面白くなってきてて*2、結局今回のライブでは、8割方、ユチョンのことばかり追っている自分がいました。今ライブにおいて奇跡のビジュアルを披露しているユノ兄(美女だった、まじで美女だった)でもなく、前髪下ろしててスタイル抜群で普通に神ビズだったチャンミンでもなく、いつも通りの乙女らしさ美しさ自由人らしさを披露していたジェジュンでもなく、壮絶なカリスマとかわゆさでイイとこ取りしてたシアちゃんでもなく、私が見ていたのは、右耳上と左襟足が金髪という非常によくわからん微妙なビジュアルで、でもいい感じにソフトマッチョで、でもライブ後半では頭ワッサワサで、顔付きがおじいちゃんのようによれよれになっちゃって、そんな状態の中搾り出すように自分のパートを絶唱してそして枯れ尽きていた、しかしそれでもハラ見せパンツ見せのサービスは常時怠らなかった、そんな、ユチョンさんでした……。ぬっちゃけすんげー可愛かった(←本音)。ライブから数日、いまだに「なぜユチョンなのか」と自問自答を繰り返している自分がいます。しかし同時に、これから先の東方ライフがこれまで以上に楽しくなりそうな予感も、悔しいけれどなぜかしているのです。はて5月のさいたまではどんだけ厨になってんだろ俺……(すんげー不安……)

*1:まあ同時に色々とツッコミ所もあったんですけど。特に衣装w

*2:詳しくはサイドバーの「重要無形文化財」にて。但し万人にはお勧めできない内容ですが